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電気・電子・情報系の実験実習

実験実習の目的

電気・電子・情報系の実験実習は講義で修得した専門知識を実際に体験し、学習するために1年生から5年生まで行われ、実験実習を通して専門知識の応用力、実践力、創造力を育むことを目的としています。
電気エネルギー、電子物性・デバイス、情報通信工学の各分野ごとに実験テーマが用意されており、下の図に示すように実技や基礎系の実験実習も含めると大きく分けて5分野について体系的に実験・実習できるようになっています。 実験実習の内容は低学年ではものづくりに関する実習や測定する基礎実験を行い、学年が進行するに従って専門性は高くなるようになっています。

実験実習では学年の進行に伴い専門性および到達すべき目標がレベルアップしています。

  • 1年生 ものづくりの基礎を体験する。レポートの概念が理解できる。
  • 2年生 計器の使い方、測定法の基礎を学ぶ。レポート作成の基本を修得する。
  • 3年生 自ら回路を構成し、計器を操作できる。自分なりに考察できる。
  • 4年生 専門科目で修得した知識を実践する。専門知識に基づいた考察ができる。
  • 5年生 自主的に取り組み、深い考察ができる。

1年生ではものづくり体験、2年生では測定の基礎を学ぶため、ここまでが基礎的内容となります。 3年生以降は各分野ごとに専門性が強い実験内容になっていきます。
ただし、4年生における工学研究および5年生における卒業研究を含めて、卒業時にはエンジニアとして必要な素地が身に付いていることを最終的な目標としております。

実験実習の体系図を以下に示す(クリックすると拡大します)。

実験実習の概要

実験実習の授業時間ではガイダンスと実験・実習が行われ、学生が提出するレポートにより成績評価が行われます。
実験および実習は1つのテーマについて2週以上の期間に渡って行われるが、テーマによって期間、作業内容が異なる場合もあります。
実験終了後は各テーマごとにレポート提出が課される。レポート作成を通して文章構成能力、考察力を養うことも実験実習において重要になります。
また、学年によっては実験実習に関する発表会が行われ、卒業研究や社会で必要になるプレゼンテーション技術を磨くことができます。

平成30年度の実験実習テーマの一覧を以下に示す(クリックすると拡大します)。

電気・電子・情報系のものづくり教育

ものづくりを通して実際のものに接することにより、単に知識を得るだけではなく、専門知識を基礎とした創意工夫による問題解決能力を養うことができます。
特に、1年生では実習工場における機械工作の体験をすることにより、材料の加工および組み立てに関する基礎を修得します。
ものづくり系の実習や演習では思うようにいかないことが当たり前となります。完成するまでの試行錯誤の過程や取り組む姿勢が知識や能力以上に問われます。

平成30年度のものづくり系実習および演習テーマの一覧を以下に示す(クリックすると拡大します)。

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